ただいま大雨が降っていますね。
この度の大雨の被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
先日九州の実家の裏山にて親子の鹿を見ました。
この写真は子鹿だけ写っています。
今回の帰省中で2回見ました。
近年熊が人の住む家に出没するニュースが度々聞かれますが、
ここでも山からおりてくる動物が増えている印象は否めません。
昔より生い茂っている緑が増えているように
動物達もどんどん増えていって
太刀打ちできなくなるんじゃないかしらと
心配してみたりしています。
近くにはわりと車の通りが多い道があるのにもかかわらず
もう堂々と民家のそばまでやってきます。
でもこちらが近くに寄ろうとすると
さっと逃げ去って行ってしまいます。
日本にいる鹿は全てニホンジカに属していて
エゾジカ
ホンシュウジカ
キュウシュウジカ
ツシマジカ
ケラマジカ
マゲシカ
の6種類が生息しているそうで
私たちが見たのはキュウシュウジカのようでした。
鹿は大きな群れになると畑の野菜を食べ尽くしてしまうそうなので
すごくすごくやっかいな害獣とのことです。
特にオスだけの群れになると被害の規模が拡大してしまうらしいです。
林野庁HPの情報によると、平成29年度のシカやクマの野生鳥獣による
森林被害の面積は6千ヘクタールとなっているとのこと。
⬇︎詳しくは林野庁のHPを参照してください
6千ヘクタールってどれくらい?
調べてみると東京ドーム1283個分ですって。
この例えでもピンとこないですけど、
すごく広い面積なんだということだけはイメージできました。
このうちシカによる枝葉の食害や剥皮被害が全体の約3/4を占めているそうで、
深刻な状況になっているらしい・・・。
野生鳥獣の種類別被害の順位は以下の通りです。
- シカ(74%)
- クマ(10%)
- ノネズミ(9%)
- カモシカ(4%)
- ノウサギ(2%)
- イノシシ(1%)
- サル(0%)
シカさん、思った以上に全国的な規模で被害を及ぼしていますね。
以下は林野庁のシカ被害の被害内容の報告の一部抜粋です。
シカによる森林被害は、これまでは造林地における植栽木の食害が主でしたが、近年では成林したヒノキ等の樹皮の食害も目立つようになってきています。このような被害の発生は、林業生産コストの増大や森林所有者の経営意欲の低下を招きかねません。また、シカの生息密度が著しく高い地域の森林においては、食害によってシカの口の届く高さの枝葉や下層植生がほとんど消失している場合もあり、このような場所においては、土壌の流出等による森林の有する公益的機能の発揮に影響を与える恐れもあります。
これって土砂崩れを起こす可能性があるってことでしょうか?
防災面でもシカの森林被害には要注意なんですね・・・。
今大雨が降っていることもあり
雨による2次被害の可能性のこなどを考えると対策をとる必要がありそうです。
とは言え、
とりあえず今のところ実家には親子の二頭連れで時々来る程度だし
ちょいやっかいくらいの食べ方のようなので
大目に見て見守っています。
娘は喜んでいましたが。(私も喜んでしまいましたが。)
今九州も大雨だから、あの親子鹿はどこかでじっと雨宿りしているのかな。
皆さまも今後の雨に気をつけてお過ごしくださいませ。